>>65

7は即答で旅行に連れてけと連れてけ連れてけと連呼しながら
何故か頭の旋毛辺りをこちらの鼻の近くに押し付けてくる
旋毛の匂いでも嗅いで欲しくなったのかな?のくらいの軽い気持ちで
7の癖に気持ちの悪い真似は止めろよと旋毛に向かいボソッと呟くと

ピタリと連呼を止めて7がいつも寝ている場所の一つの風呂場の脱衣室に向かい
顎の先にを床に引っ掛けてその力だけで這いながら進んで行く

何度見ても気持ちの悪い奴だなと改めて思いながら、7の背中に向かって明日の起床時間は□▨だから朝飯は抜きで出発して途中で買うから
ちゃんと起きて洗顔と着替えとトイレは済ましとけよと言うと
イキナリ目の前に正座して現れて顔の半分を黒い炭団のような目に変じさせた7が
7はきちんとするから連れてく約束は守ってねとだけ言うと
また寝そべって顎先に床を引っ掛けて寝所に向かって行く