>>111


食堂兼土産物屋を適当に物色しながら三人それぞれに買い物をしてから
Sが竜宮島(妖精島)名物を食堂で食べてから宿泊先に行くと言うのを
いつものようにHが胎内から取り出した長谷川の分泌物まみれの愛用のバット虎徹でやんわりと
名物なら宿泊先の夕飯で出るまで楽しみに待ちなさいとSの敏感な部分を突くと
さすがの食欲魔神Sも体を駆け巡る激痛に耐えかねてしまい
Hの言う通りねと言いながら前と後ろの秘密の花園を撫で擦りながらバットで突かれた痛みを緩和している

そんな二人を尻目にYだけが先に案内所の初老の職員を呼び出して
一人でつらつら読んでいた竜宮島(妖精島)の案内書の内容について質問をしている

その返答を聞いている内にYの表情が微妙に変化していたのに
果たして職員が気が付いたかどうかは分からないが
Yは取り敢えずはこの島は観光地としては生粋の穴場で
ほとんど初見の島外の人は訪れないが知る人ぞ知る秘境を島の産業にしているのを知った

Sが幼なじみの青年からまた聞きしただけで有ろう
島で宝探しと云うのはその辺をSが正確に理解せずに雰囲気だけを私たちに伝えたみたいねと、また一人で得心をする

Yが職員にそろそろ宿泊先に行きたいので車を回して欲しいと告げた頃にSとHが売店から案内所にやってくる
いつものようにSがHに秘密の花園なんだからバットでたびたび突かれたら拡張しちゃうでしょと文句を言うのを聞いて
これもいつものようにHがSが秘密の花園の鍛え上げ方が足りないからユルマンてあの幼なじみの青年もさぞ不満なんでしょと返す

三姉妹で一番大人しいSだが幼なじみの青年の事を出されると激怒する

YがHとSが何の我慢比べがさっぱり意味不明で分からない
お互いの秘密の花園を目掛けての前蹴りを繰り返しては
ウォッブ、ウォッブ、ウォッブと二人で苦鳴を堪えているのを見ながら

車を回して貰うから仕度しなさいと命じると
二人ともに、これでまだまだキツマンよねとぶつぶつ言いながら離れる