>>129


疲れて三交代勤務から帰ってくるとテレビに張り付いていた7が明日はお出掛けするから美味しいお弁当を作って欲しいと言い出した

毎度の事ながら7は飯とか食わなくても生きていけるだろとぶつぶつ言いながらも

それくらい作ってやるけど、お出掛けとか改まって何処に行くのかと尋ねると
テレビを見ていたら少しばかり7への認識設定を変えるくらいで、7を認識出来そうな下等生物を見付けたから会いに行くのだと言う


私は、へー俺以外にも7が見える人が居るなら、その人の世話になるのも良いだろうなと思い、そういうことならどんどん逢いに行けよと7を唆す

しかし7が言うには、○○は7みたいな高次元存在には程遠い下等生物だけれども
7が未知の次元の1つである、ここに導かれた指標的な存在が○○みたいなんだよと言う

○○の身近な場所に7が落ちてきてたのも、○○が一番最初に7を見出したのも、○○こそが高異次元生物7のこの次元での指標的な存在としての証なんだよ
あなたと7の相性はこの未知の次元で最適なんだよ
最適だからこそ7は○○にだけは認識設定を変えなくても接触が可能なんだよと

だから明日、ソイツに逢いには行くけどあまり居候の件はあまり期待はしないでねと7は言うと、またテレビを観るのに集中し始めた