>>104
私は7はHの所になら暫くは居付けるだろうと何の根拠も無く判断して
会社が有給を取れ取れとまた煩く通達を出してきたこともあり
7には内緒で温泉にでも行ってみるかと思い立ち、まとめて有給消化をすることにした

それと7には悪いが未知の芸能人のYが7に渡してきた現金がかなり残っているので
これを旅費に使えば私の懐は全く痛まないでのんびりと湯治三昧が出来る算段でもあった

そうと決まれば7が帰宅する前に旅仕度を済ませて出掛けてしまおうと宿泊先の予約を済ませて
明日は早い出発なので早寝をすると決め込んだ

が、その晩のこといつもより早寝をしたのでなかなか寝付かれずに度々に寝返りをうっていると

嫌な悪寒と共に視界に人影が入ってきた!!!
見慣れた少女のシルエットは7以外には有り得ないなーと諦めて人影にお帰りと話しかける

7「◯◯ー、○○ー、○○ー、もう寝たのー、7より先に寝たのー、もう信じられないー」

7が甘えた事を抜かすので、いやHに逢いに行くと出掛けた7の帰宅時間とか俺が知るわけないから何をしてようが勝手だろと返してから
あー、腹が減ってるならパンの耳をたくさん手にいれたから、今夜のところは食って寝ろと話す

しかし7は暗闇で眼だけをチェレンコフ光みたいに青白く輝かせてこちらの布団に入ってくる

いやいや、7は体温が高過ぎて暑苦しいから入って来んなよと軽く抗議をすると
あっというまに氷の様に冷たくなる

あーもう馬鹿なの死ぬの、冷たくて寝られないだろと怒声とともに布団から起きると

7が枕元に正座をしている