>>61
私が公園に居た存在7に取り憑かれてしまってから幾幾日間が過ぎ去ったが
7に精気を吸われてしまいだんだん体が弱るでもなく
また幸運を奪われて運気が下がり続けて凶事が立て続けに起きるでもなく
今までと変わらない日々が過ぎていく・・・・・・・ほどには甘くはなかった

私「なあ7、いつになったら、お前の迎えが来るんだよ」
三交代勤務の休日の朝に7の分の目玉焼きを焼きながら、もう何度目になるのか分からない質問をぶつける

7はそれには答えずに7の目玉焼きは両面焼きだからきちんと焦がしてねとテレビを視ながら背中で答えてくる

ため息をつきながら自分の分の目玉焼きとウインナーソーセージとベーコンを焼きながら
7に向かいオーブントースターからパンを出しといてよと言ってみるが、やはりいつも通りに無視である

一緒に茹でていた野菜にマヨネーズを添えてトーストにウインナーとベーコンと目玉焼きを食卓に並べながら7に出来たぞと声をかける

初めて7が嬉しそうに振り向きながらめっだまやき、めっだまやき、めっだまやきと歌い出す

7は最初は○○に養って貰う必要は無いんだよとか言っていたのにも関わらずに
下等生物が摂取している物質には興味が尽きないんだよと言い出してからは今日に至るまで7の分の食費は全額私持ちである
しかも着のみ着のままでも7は下等生物と違い汚れることはないんだよと断言したのにも関わらずに
3日も経つと体が臭い始めたので顔を洗え歯を磨け風呂に入れ着替えろといちいち世話をしないとならないような
使えない居候が1人増えたのと変わらない日々を送っている