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7が青年の首根っこ掴んで引き摺りながら出てきた

青年は外見に変化は見えないがピクリとも動かない
し、完全に脱力しているようだ

7「低次元の下等領域の思念存在体でも、幾らかは7に似ているなって信じていたのに、○○にしか許していない7の頭ぽんぽんをしようとしたから
下等領域内での活動に干渉して、ただの物にしてやったんだよ、コイツはSの所有物だからSが許可してくれたら観測不可能レベルにして
アカシックレコード自動管理機構の管理からも外してやるけど、どうするSっ」
7はいささか興奮して全身をマナーモードみたいに激しくぶるぶるしながら言ってくる

Sはたった今まで激しい嫉妬に狂い憎悪に突き動かされいたのだが一瞬で固まる

やっとSが普段のSにもどる、コイツはYが警告してくれた、アノ7だ、スリーホワイトシスターズ最強のYですら

全く歯が立たずに、ひたすら土下座をしてお金を上げて許してもらった、アノ7だ

Hが最初から土下座を連発して、お金を上げて許してもらったって言ってた、アノ7だ

Sは迷わずにジャンピング土下座の着地は額からバージョンを繰り返しながら

7に向かい青年の助命をひたすら乞い願いでる、7様には塵芥も同然な物に過ぎませぬが、どうか、どうか、命までは取らないでくださいと繰り返す

7「うーん、コイツがSに必要なら、元に戻すけどさ、乙女な7としては一緒には居たくないんだよね、7が○○に顔向け出来ないような事をコイツはしようとしてきたからね」

そういうと7は、それでもコイツは7のお弁当箱や水筒を洗ってくれたし

初めての場所でのトイレだから7の下着を脱がしたり履かせたりしてくれたし

トイレの使い方も最後に流すところまで丁寧に教えてくれたからね

うん、今回のSとの同居は諦めて○○の領域に帰るよとSに話す

Sは助かったと小躍りしたいのを、何とか押さえて、せっかく来ていただいた7様に

何のおもてなし出来ませんのは、こちらとしても大変に心苦しいので、詰まらない物ですがお土産を差し上げたいと思いますので、少々お待ちをと告げて奥に消えていく

その間、7は汚ない物はいつまでも持っていたくないとばかりに

青年を床にボテッとおとして視界にすら入らない場所にまでトテトテと移動する

Sが7に渡そうとしたのはセイローシティー産の果物詰め合わせと恐らく金が入った茶封筒が一緒に入った紙袋だったが

7「あのね、あのね、あのね、7はね、Sと同居している間はSが用意したご飯を美味しく食べなさいと○○にも言われてるのね

でもね、でもね、でもね、同居はしないからSから食べ物は貰えないんだよ

だから7は食べ物以外の物だけ貰って帰るんだよ、それからソイツの活動している様も二度とは見たくないんだよ

だから7が十分にここから離れたら活動への干渉を止めて元に戻すから送らなくても良いんだよ、じゃあS、さようなら」

7が玄関からトテトテと出ていくまでSは額から血を流しながらその場で7が言う通りに見送った

7が帰って間もなくSが見守るなかで青年は何事も無かったように目覚めた

しかし目覚めたら目覚めたで、今度はSから、なぜ7と部屋で二人きりになろうとして

しかも7に倒されて引き摺られて出てくるとか、7に何か厭らしい事をしようとしたんでしょと徹夜で追及される羽目になった

翌日の舞台でもSだけが全公演トチりまくり居残り反省会の原因はこれである