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後日談

なんで俺の部屋なのに7が他所に泊まる可能性がある時に限って、寝室以外で寝ているのかな?

いつもは7の定位置になっているテレビ前のソファーベッドに、かけ布団と枕を持ってきて寝転んでテレビを見ながら、ふと考えてみる

しかし答えが出る前に玄関から7の声が、俺の名前を繰り返す呼ぶ声が小さく聞こえてきた

やれやれSにも同居を断られたのかとガッカリしながら、7が居るであろう玄関に向かい声をかける

俺「おい7、いつまでも呼んでないで、さっさと入って来いよ」

しかし、7はそれには答えずに、まだ俺の名前を繰り返し呼び続けてくるだけだ
あー、もう面倒くさいヤツだなと思いながら、玄関まで行くと、7が俯き加減に立っている

いつまでも、こんな所に居ないで、こっちに来いよと7の頭をぽんぽんして促す
7「あのね、あのね、あのね、7はね、Sを訪ねていったらね、Sの分身精神体にね、汚されそうになったからね
○○に申し訳なくて、領域に入りにくかったのね、○○ごめんなさい、7を許してちょうだい」

なんだー、こいつー、汚されそうとか意味わかんねーし、とりあえずおだてておくか

俺「それは災難だったな、まあでも俺は7が帰って来てくれただけで嬉しいよ、さあ、いつもみたいに上がれよ」

やっと7の気も幾らかは治まったのか、靴を脱ぐとそのまま脱衣室に入っていった