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Hが運転している鰐の会の会長から借りた車の車内をSが煎餅くずで汚した件で
SとHが激しい小競り合いをしながらも車は最初の目的地の〇〇港に着いた

SがHから逃げようと素早くドアを開いて助手席から降りようとする
Hは以前とは見違えた無駄の無いSの軽快な動作に驚きながらも

逃がすかボケーと運転席からHがSのお尻の花園に向けてバット虎徹を垂直に突き刺す

Sは咄嗟に気配を感じて身を捻ったのでお尻の花園を虎徹で貫通される事こそ無かったが
それでも激痛でろくな受け身も取れずに顔から五体倒地をして痙攣している

YはそんなSとHを見ながら、Hに車内は私がショコラの魔法で綺麗にしたから、仲直りしなさいと声をかける

HがまたYに迷惑をかけてごめんなさいと謝り、まだ突っ伏して呻いているSを起こして
ほらSが蒔いた種でしょとSには土下座をさせてから、HからSに握手をして仲直り完了となる

YがSに向かい、島に行くって聞いたけど何て島なのと訊くと、Sはそれは着いてからのお楽しみですと答える

二人の会話を聞いていたHが、島に着いてからの仕切りは私がするんだけど、Sったら今回は秘密主義なのかしらね

島にある宿泊設備の案内書の抜粋しか渡してくれないのよねと、少しだけ愚痴る

Yが、まあ今回のSはSにしては良くやってるから、Sにお任せで行きましょうよ、とHを促す

SがHにそれでは車をもう少し先の駐車場に停めてから、荷物を持って迎えの船に乗りましょうよと話す

もう一度3人は車に乗り込み、十分程度先の駐車場に止めると荷物を降ろし始める
HとSがYに向かい、この旅行中は楽にして欲しいからYの荷物は私たちが運ぶよと告げて、Yから荷物を受け取り歩き出す

Yは肩から下げる小ぶりなバッグとウェストポーチ以外の
大きなスーツケース二個をHとSに渡しながらありがとう助かるわーと礼を言う