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まだ日が暮れる少し前に若い娘の運転する車はスリーホワイトシスターズが暫く厄介になる宿泊所の玄関間前に着いた

若い娘はYに黄金仏祭りをの真似事を観たいのならば宿泊所内にも観光課の出張所が在るのでソコで予約が出来ますよと話し
続けて過去に見せた無料と有料の黄金仏祭りの真似事の内容も訊けますからと言い

興味が有れば是非とも訊いてみてくださいと締めてから
三人分の荷物を特にYの巨体スーツケース二個を車からヒィヒイしながら降ろして
宿泊所の受付に案内すると案内所に帰って行った

Hが、さあここからは私の仕切りねとYとSに告げて、受付で従業員と宿泊の手続きを始める

Hが二人に食事は部屋食で開始時間と特別料理の有無は今、受付に言わないとならないと言い

食事は◎◎時開始で島の特産品をふんだんに使った特別料理を奮発するけど宜しくてと訊いてきたので

YとSが全く異議無ーしと答えてきたので即決した

受付からお風呂は大浴場と露天浴場とは別に部屋風呂もご用意してありますと聞いているHが

部屋風呂以外は入浴可能時間に制限が有るから、先に大浴場と露天浴場に行ってからご飯にしないと提案してきた

Yがとりあえず部屋で軽く休憩してからお風呂にしましょうよ言われて

今度はHとSが異議無ーしと即答

エレベーターに乗り案内の従業員に通された部屋は客室では最上階で

彼女の説明によればこの島は高い建物がほとんど無いので、どの窓からも海と山が見えますとのこと

窓から眺める海と山が朝焼け夕焼けに染まるとなかなか絶景ですよと言う

それから客室の設備の使い方の案内と宿泊所最上階に有る大浴場と露天浴場の入浴可能時間を改めて説明してから

最後に島で採れた島茶を飲まれますかと訊かれたので、三人揃って是非ともと返すと

部屋に備え付けの茶壺とは別に彼女が肩から下げているバッグから茶壺を取りだし

これは備え付けの急須に緑茶を入れて、電気保温ポットからお湯を注いで、しばし待ってから茶碗に注がれたのは

なんと綺麗な緑色の緑茶ではなく、深みのある澄んだ黄金色に見える液体だった

三人がえっと思って茶碗を眺めていると、彼女が島の特産の黄金緑茶を初めて見られる方は、皆さん驚きますと笑ってから

三人に美味しいお茶ですよと飲むように奨めてくる