>>393
組織Nの東京に設けられた新しい本部(北の辺境地域Yの旧本部はみぞゆうの大雨と洪水で水没してしまった)に強制転移したYは後悔の念で歯噛みしていた

迂闊にも強力な魔力で守護されている場所と知らずに強制転移した為に
HとSとは別々の場所にYだけが出てきてしまったのだ

しかしY独りとはいえ守護魔力陣を突破して強制転移した場所こそ
組織Nの心臓部分の女ボスWが創ったマジックアイテム開発室であり、今もマジックアイテムの研究開発に励んでいたWの眼前であった

Wはイキナリ守護陣を破り侵入された事に驚いたが、肝の据わったWらしく侵入者が誰かを特定していた

Y「お久しぶりね、まさか、あそこでは1研修生に過ぎなかったWが組織Aの首魁とはね」

W「こちらこそ、お久しぶりですわYさん、いえ気違い高笑いの紫婆とお呼びした方が宜しいかしら」

しかし二人の久しぶりに逢った淑女みたいな展開はここまでであった

Y「大人しくしとれやW、すぐに息の根を止めたるでー」

W「黴の生えた婆が何を抜かしとるねん、いつまでも場所塞ぎせんと、素直に地獄に行けや」

Yのショコラの魔法戦闘術とWのマジックアイテム戦闘術が開戦した