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後日談

7は7の〇〇が心配で組織Aの女ボスWに逢いに行き、毒入り食べ物を食べた〇〇を助けないなら

Wへ下等生物活動の強制停止からの観測不可能にして地球からも追放よりも酷い

アカシックレコードに強力な斜膜を貼り付けて自動管理機構に読み取り不可能にさせて

Wがこの低次元下等領域の下等物としての存在自体を隠蔽して無かった事にするとまで脅迫したのだ

Wは7にはW秘蔵のマジックアイテムの防御も攻撃も何一つ不発で効果が無いのを思い知ると

ガックリと項垂れたままで7の良く分からない話を聞いていた

W「お願いしますから、私たちの命まではどうか取らないでください、全財産も差し上げますし
私を含めた女部下らの体もお金に代えるなら稼いでみせますから、どうか、どうか命だけはお助けください」

7は命と聞いて、幾らか冷静になってきた、〇〇に繰り返し言われてきた、蟲弄りするのは構わないけれども、弄られる蟲が可哀想にならないように注意することを思い出したのだ

そんな落ち着いてきた7の気持ちにタイミングが合うかのようにWが話している中身に

悪魔のさくらんぼの実は中毒性は高いですが、絶対に死ぬ事はありません、悪魔のさくらんぼの実が切れてから

一定期間の苦しい時間を乗り越えれば、完全に中毒性は消えます、が有るのに気が付いた

7は嬉しさのあまりに叫んでいた

7「良かったー、〇〇は可哀想な事にはならないんだー、良かったー」

そしてWが7の足下に伏せたままに、ぶつぶつと命乞いとその他のことを言いつのるの見ながら言った

7「あのね、あのね、あのね、7はね、〇〇が可哀想な事にはならないのを知ったから、もう〇〇の待つ部屋に帰るんだよ、あなたWっていったね
あなたが、アカシックレコードに薄い弱い膜を貼って、下等領域内の物理現象に介入していた下等生物らも元に戻しておくからね
もう紛らわしい毒入り食べ物は撒かないでね、じゃあね、バイバイ」

7は最後にそれだけ告げると壊れた機械みたいに、同じ事を抑揚なく繰り返しているWから

帰宅するためにトテトテと歩きながら離れて行った

後には廃墟同然の組織A本部と廃人同然のW以下の女部下らだけが残されるのみである