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-真ホワイトシスターズ物語 スリーホワイトシスターズ、総進撃するってさ編-

俺はスズのお陰でたった半日で2度と新型感染症に罹患しない発症もしない体になったが

対外的には新型感染症の自宅療養中と云う事になっているので退屈で退屈でイライラしていた

そんな俺を観ていて7がまた落ち着きを無くしてしまい

7にはもうするなと度々に言い聞かせているのに

2つの大きな輝る炭団を填めただけの様な目だけの顔にして

体の輪郭がボヤけて見えなくなるほどにバイブレーションしながら

トテトテと天井まで歩いて行っては顔面から床にダイブするを繰り返して見せてくる

7としては少しでも俺の退屈による無聊を慰めてくれているつもりらしい

が、むしろイライラが増すだけの7の行動に、ついつい静かにしろと怒鳴ってしまった

スズの仕込みの僅かな成果だろうか、顔を少女の顔に戻して、バイブレーションも止めてから

7「ごめんなさい〇〇、もうしないから、〇〇が退屈そうだから、7なりに頑張ってみたの」

と言うと、今度は顔を床に伏せて泣き真似をしているつもりらしい

しかしスズと違い人間とその他の生き物がごっちゃになり勝ちな7が泣き真似をするとなると

泣き真似に鳴き真似が混ざってきている、知らない動物の鳴き声らしいのを聞かされている方が退屈しないので、これはあえて止めないでおいた

よく動物の鳴き声のストックが尽きないなと感心しながらボーッと聞いていると
スズがやって来て話しかけてくる

スズ「〇〇、部屋から何処にも行けない〇〇に温泉をスズがプレゼントするから、7を連れてこっちの部屋に来て」

俺はスズまで意味不明な事を言い出しくるとなると、不機嫌さを隠して、もっと大人に相応しい態度を取らないといかんなといくらか反省をした

7と違い優秀なスズには独り外出も買い物も許しているので

俺「スズ、気を使わせて悪いな、温泉タイブの入浴剤でも買ってきてくれたのかい」

しかしスズは〇〇は何か思い違いをしているようだね

良いから奇声を発している7を大人しくさせてから、一緒にこちらの部屋に来てよと言う

まさか、本物の温泉を隣の部屋に造ったのか?と
スズならやりかねないなと思い、鳴き真似をしている7の頭をぽんぽんして、スズが呼んでるから行こう7と声をかけてやる