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今日も着ぐるみショーで主役をやりきったYが僅かばかりな達成感や満足感に包まれながら、とぼとぼと歩いて自宅に帰り着くと

スズ「おかえりなさいY、7の直属護衛軍としての任務を伝えに来たんだよ」

そのままドアを閉めて引き換えしたくなったYだが、本当に逃げる真似をして見せたら

スズにどんなお仕置きをされてしまうのかが怖いのでひきつり気味に笑いながら

Y「これは、これは、スズ様、こんなゴミ溜め同然の場所に、わざわざ足を運んで頂きまして、光栄の限りですわ」

スズはYの愛想笑いにも阿諛追従にも無反応のまま

スズ「Yの領域でありながら、好き勝手にさせて貰うから、手土産を渡すよ」

そう言うとスズは1束は入っているのは確実な茶封筒をYに手渡ししてくる

Yは何を仰いますかスズ様、手土産などとお気を使わずに、お気軽にお立ち寄りくださいませなどと

またまた心にも無いことを言いながら、しっかりと手土産の茶封筒だけは素早く受け取って鞄の中にしまってみせる

そんなYの下品な行為もスズは無視して、7の直属護衛軍の隊長のYに任務について説明をしていく

スズが言うにはこの間に出して貰った人間の男性が喜ぶ企画書を参考にして

いろいろと〇〇が気に入るであろう出し物をしてみたのだが

まだまだ〇〇の反応が薄いので追加で企画書を◇◇日迄に出すようにと命じてきた

Yが、ははぁースズ様のお役に立てます様に、不肖、このYがHとSを緊急召集して、ただちに新しい企画書作成に入らせて頂きます

とか言いながらスズに最敬礼してみせるが、スズは特に無反応のままである

スズ「あのね、あのね、あのね、スズはね、YとHとSの持つ人間の女としてのゲスイ男タラシのスキルには期待しているんだよ

だから、それをもっと企画書に活かして貰って〇〇が7にもっともっと関心を高めて貰いたいと思うんだよ」

Yよりもずいぶんと背が低いスズに見上げられながら
Yはスズへの恐怖を表に表さない様に注意しながら、御意とだけて答えていた

スズは、あとこれも持ってきたから、食べなさいと、どうやら手作りらしい、お菓子の入った大きな紙箱をテーブルに置いてから、帰るためにトテトテ歩いてドアに向かう

Yがそのスズの後ろ姿に向かい、また最敬礼をしながら

Y「スズ様手作りの貴重なお菓子まで頂けるとは、誠に有り難き幸せです、Y以下三名7様の直属護衛軍として力の限りを尽くして企画書の作成に励みます」

スズが部屋から出て間も無くHとSがYの自宅に強制転移されてきた

スリーホワイトシスターズの長い夜が始まる