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-真ホワイトシスターズ物語&スリーホワイトシスターズ物語-

7の直属護衛軍誕生の巻

KO事務所地下室の住人にして、たぶん女優らしい身分の裏に、本当はショコラの魔法を極めた魔女の姿を隠している、またの名前を気違い高笑いの紫婆と呼ばれているY

今日はそんなYの自宅に、鰐の会の若い者頭の花魁の性欲の悪魔のHと、マックス馬鹿浦の会の食欲の天然妖精のYが招かれていた

Yが今日、HとSに来てもらったのは7とスズにもっともっともっと謝罪して、三人とも関わりを完全に断って貰おうと願い出る作戦を練る為である

しかし7とスズについてYがショコラの魔法で探索をすれば、それを気付かれてしまい、こちらがこの世から消されかねないので良い策も出てこないY

YがHとSに7とスズについて知り得る事として、7が漏らしていた思念で〇〇が可哀想な事になるとか、スズが〇〇からの謝礼だから受けとれとかと言っていた事から

〇〇とは7とスズに護られている、7とスズにとって大切な人物とかで立場が上の存在なのかも知れないと推察したと話す

Yは改めてHとSに〇〇について何かしら知らないかと尋ねてみる、例えば7とスズに遭遇した時の会話からヒントはないのかしらと

その時、突然にHが瘧にかかったかのように全身をぶるぶると震わせて、頭を抱えて椅子から床に転げ落ちてダンゴ虫の様に丸くなる

H「いやっ、いやぁ、虚無空間に叩き出されて、仮初めとはいえ自我の在るような物体から、只の原料に堕ちるのは、いや、いやぁーーーッ」

SはYから聞かされていた

先に組織Aへのカチコミで死にかけたSをHは護るためにSから一歩も離れずに

花魁の仁王立ちでSへの攻撃を全て防ぎきろうと超合金バット二刀流で立ち塞がった事を

またセイローシティーのさくらんぼ妖精大使として逝かせて欲しいと覚悟をしたSの気持ちに殉じたHは

最期までSに付き合う気で花魁の仁王立ちでSを励ましながら一緒に逝く覚悟をした事を

Sが倒れてダンゴ虫のHに被さる様に抱き付いて


S「H、H、しっかりしてH、大丈夫、大丈夫だよ、今度はSがHを必ず護るからーーーッ」

YはHの身も心配だが、これは間違いなく7かスズか〇〇について私やSが知らない事をHだけが知っていると確信して


ショコラの魔法でHの記憶を読み取り始めた