これまでのアルコール販売に関する決定経緯について時系列に整理します。
2010年12月、FIFAが2022年のW杯をカタールで開催すると決定
2022年9月、大会主催者が条件付で公式スポンサー「バドワイザー」の販売を認可
2022年11月16日、ファンゾーンが事前テストとして開放され、アルコール販売を実施
2022年11月18日、大会主催者が決定事項を覆し、アルコール販売中止を決定

12年前に招致が決定していたにも関わらず、会場におけるアルコール販売の方針が公表されたのは開幕わずか2カ月前でした。水面下におけるFIFAとカタール政府との交渉が難航していたのは容易に想像できます。
ビールの在庫や販売スタッフを全て手配し、11月16日にアルコール販売の運用テストが既に完了した中で、開幕2日前の「ちゃぶ台返し」となりました。
長年、調整に調整を重ねてきた現場担当者の無念は察するに余りあります。