今回まず気になるのは運営側・DH社のスタンスだ。「恋愛禁止のルールはない」と向井地を通じて表明しているが、過去のケースや今回の岡田の結論を踏まえれば、それは曖昧なままルールを運用するためのタテマエでしかない。  
現状を言い換えれば、「明文化されたルールではないが、暗黙の了解として違反すればペナルティはある」ということだ。逆に、もしそうでないのであれば、DH社が明確に「恋愛禁止のルールはない」「ペナルティは課さない」と宣言すればいいだけだ。が、それはしない。
 DH社が、こうした曖昧なスタンスを取ることにも理由がある。おそらく契約書に「恋愛禁止」の文言を盛り込めないからだ。それは個人の私生活を縛ることなので、人権問題になりかねない。
よって、DH社は決してそれを公言せずに運用する。芸能界のローカルルールが一般的なコンプライアンスと齟齬をきたすとき、この曖昧な姿勢が抜け道なのである。  また、経営的にもベターなのだろう。
 AKB48ファンのコア層は、疑似恋愛的な(あるいはキャバクラ的な)要素を軸とする中高年男性だ。売上を考えると、DH社はその層を決して手放せない。シングルCD売上はコロナ前と比べて3分の1になったが、それでも40万枚程度も売れる。
ここで「恋愛」を解禁すれば、コア層の中高年男性を見放すことになる。それは、経営的にリスキーだ。  よって、表向きには「『恋愛禁止』ルールはない」と言いながらも、実質的に運用することが、DH社にとって最善の策なのだろう。もちろん見方を変えれば、狡猾というほかない。 https://news.yahoo.co.jp/byline/soichiromatsutani/20221124-00325270


これ面白いな
結局運営はファンを減らしたくないから恋愛解禁発表は運営から公式に発表するつもりは無いんだよな