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YとHとSが三人揃って虚無空間に叩き出されてたまるかと必死に脳味噌フル回転で捻り出した

人間の男性が喜ぶ企画書をスズに渡して事なきを得た後に

YからHとSに提案をする、二人とも脳性の疲労で今日はもう仕事にならないでしょうから

あなた方の組織には私から連絡をしますので、軽くお酒を飲んで緊張をほぐして、仮眠でもしてから自宅に帰りなさいな

それとも今すぐに部屋に転移してあげても良いわよ

HもSも、ここでお酒を頂いて仮眠してから帰るわととの返事をする

Yが最近は不景気でねと言いながら、渇き物とチーズとサラミを適当に載せた皿と

以前にHから頂いたタイナイシティー産の銘酒の一升瓶とコップを出しながら、悪いけど手酌でねと言う

Yは、とりあえず緊張を早くほぐすためにも余計な物は脱いじゃいましょうと提案してきて、さっさと下着だけになる

HとSもさっさと下着だけになると、ツマミを食べながら、コップ酒をグイグイとやっつける

H「ごめんなさいね、YとSは私のせいで巻き添えを食ったようなものよね」

それに対してYが返す

Y「そんなに謝らないでよH、私も迂闊に過ぎたわ、話せないHから記憶を読み取ろうとしたら、イキなりだもの」

今では三人仲良くスズの監視下だわねと、Yが情けない笑顔を浮かべる

そんなYとHを前に、持ち前の天然故の切り替えの早さなのがSである

S「HとYったら、そんなに落ち込まないでよ、7やスズから縁は切れないどころか

スズから7の直属護衛軍に任命されちゃったけども、謝礼の切りっぷりは凄いじゃないのよ

今まで払ってきた誠意の総額よりも、謝礼一回分の方が遥かに多いから

この二回目の謝礼なんて丸儲けよ」

HがそんなSとYに向けて話す

H「三人揃ってスズの監視下だから、これは話しても問題ないと思うから話すけど

私を先に監視下に置いて、〇〇の事を秘密に出来るかどうかを調べていた節が有るのね
秘密を巡る人間についての行動を調査しているみたいよ」

YはHに成る程ねえと言いながら、Sの言うように、そんなに酷い目に遭わされただけとも言えないから

もう余計な詮索はしないて飲んで忘れましょうと言うと、またコップ酒をあおるのであった