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スズは見慣れぬ部屋から三人に向けて掌でおいでおいでをしながら、来てー来てー来てーと少女の声で招いてくる

YとHとSが恐る恐る見慣れぬ部屋に入っていくと、背後でドアが閉まる音がしたので三人共に慌ててドアに近寄り開くかどうかを確かめると

普通にドアは開くうえ、見慣れたYの地下室の部屋がある、安心してまたスズの方を振り返ると

窓も家具も見えなかった空き部屋だったのに、壁きわに幾つかのドア、部屋の中央あたりに大きなテーブルに何脚もの椅子

テーブルの上には花が活けられている花瓶とお菓子らしき物と喫茶用具があり、スズがその椅子の1つに座って三人を呼んでいた

スズ「どうしたのー、何か忘れ物でもしたのー、何もないなら、早く、早く、早く、こっち、こっち、こっちに来て、座ってー」

ここにきて、ついにHのスズへの恐怖が限界に近付いてきた、Hはその場から一歩も動けなくなっていた

YとSがHに向かい、スズ様を待たせたら不味いから早く行こうと急かすが、Hは地蔵状態のまま、その場に座り込んでしまう

YとSは、Hはもう駄目かも知れないと目線で確認しあい、座り込んだHを置いてきぼりにして、席に着こうと歩き出そうとすると

いつの間にかスズが座り込んで動けないHの正面に立っている

推定身長135p前後と三人と比べて小柄なスズとは言えども、YとSに全く気付かれずにHの前に来るのは不可能な筈なのにである

スズはニコニコ笑いながらHに向けて、〇〇が7やスズに仲良しの証として頻繁にしてくれる、頭ぽんぽんをしてあげようとしたが

スズへの恐怖が限界を越えたたHは、スズの掌がHの頭に触れる雰囲気を感じた時点で

べチャリと顔から前に倒れこみ、全身の穴という穴から色んな物を垂れ流して失神してしまった

Hは弛んだ後ろの花園からもぶりゅぶりゅぶりゅと垂れ流しているので異臭がしてきた

スズは真顔でY隊長と、Yに呼びかけてきた

スズ「Yは隊長として隊員の健康面も気にかけている筈だよね、これはどうしたことなんだろうね?、Hはどこか具合が悪いの?」

YはYで命を賭けた弁明をスズにする羽目になってしまったので、先ずは土下座とジャンピングして額から地面に激突する土下座をした

Y「スズ様、申し訳ありません、このHめは日頃から身体だけは鍛え上げてはいるのですが
たいへんに心の弱い者でして、スズ様に頭ぽんぽんされる嬉しさで、気を失い、かような失態を犯しました
スズ様におきましては、たいへんに御不快でしょうから、御許しを頂ければ、不祥、このYめが隊長としてHを処分致します」

YのHの切り捨て宣言を聞いたSが、己の命が可愛さゆえに

S「私もY隊長と同じく、7様直属護衛軍隊員に相応しくない者は処分するべきかと具申を致します」