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真ホワイトシスターズ&7様直属護衛軍(元スリーホワイトシスターズ)物語

最近の北の辺境地域Nで頻繁に噂される怪異な出来事・・・・・・・

その日の組織Nの企画した◎◎万でNのタレントたちが同行する日帰りバスツアーを楽しもうは盛況であった

その理由は何といってもNのタレントがファンと同じバスに同乗して同じ空間の空気を呼吸できたり

なんと昼食の魚肉ソーセージドッグなどは、タレントが手ずから作ってくれ、素手でコッペパンに魚肉ソーセージを挟んだご馳走を、ファンの口に押し込んでくれたりするのだった

ファンたちは特に特筆する名所もない小高い丘を、タレントにあちこちひたすら歩いて連れ回され、その心地好い疲れの中で帰りのバスの振動に揺られていた

耳障りなブレーキ音を伴いバスが突然に急停止をしてしまい、Nのタレントの着衣を買う為の権利を買って挑戦する有料野球拳のために立っていた

組織Nのタレントらがつんのめって床に倒れこみそうなのを鍛えぬいた足腰で堪えて

きゃーっこわいーとぶりながら悲鳴を上げるが、意識は既に敵対する組織の攻撃か?と臨戦体制に切り替えている

バスの運転手が震えた声で叫んだ

運転手「あぁー、急に女の子が飛び出してきたから、ブレーキを踏んだのに間に合わなくて轢いたら、ば、ば、ば、爆発した?!」

有料野球拳に興じていたのでタレントとファンたちは運転手が轢いたと言う前後の様子を見ていない

しかしバスに同乗していた組織Nのマネージャー兼ボディガードだけは、運転手と同じく真っ赤な霧状に散る女の子の姿を見ていた

ボディガードはNのタレントらに目配せをし、ファンには外の様子を確認してきますので、そのまま座ってお待ちくださいと告げてから、運転手とバスを降りる

突然の異変に最初こそ動揺したものの、運転手もまた組織Nで訓練を受けたボディガードも兼ねていた

しかし二人が見た爆発した女の子など跡形も見えない、万が一にも轢き逃げしない為にもバスの周囲を探索したが血や肉片すら発見出来なかった

二人はバスに戻り、ドライブレコーダーの記録動画を確認したが、外部映像に女の子は映っておらず、内部映像に運転手が急ブレーキを踏み、悲鳴じみた声で叫んだ以外は残っていない

しかし運転手とマネージャーの二人が同じ光景見ているので、運転手だけが幻覚を視たとも言えずに、異常が無い事だけファンらに説明して済ませた

バスは発車され組織Nタレントらが有料野球拳の続きを盛り上げようとするも、そのあとは誰も有料野球拳に参加するファンは居らず

ファンらは例外なくバスの外の様子を警戒する様になってしまい、なんとも言えない雰囲気のままバスツアーは終わりを迎えてしまった