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驚くTの眼前で椅子に座る美少女は改めてスズだと名乗るとTに向かい話し出す

これから先のスズの話を全く聞く気がないのならと、いつの間にか手に持った茶封筒をTに見せ、Tに暇を欠かせた事への誠意を持っていってね、ソコのドアから帰れるよ

最後まで話を聞いて、それでも断るならと、いつの間にか手に新しい二つ目の茶封筒をヒラヒラさせて、追加の誠意を合わせて持って帰って良いよ

スズはTがどちらのタイミングで帰っても、Tは私たちの事は忘れて、貰った誠意もTが最初から持っていた逃走資金の一部として記憶されるだけと話す

Tはそうまで言われたら分厚い茶封筒を二つ貰って帰るかなと決めた

しかしスズの話を最後まで聞いたTは泣いていた、泣きながらスズの提案に乗ると答えていた

スズ「あのね、あのね、あのね、スズはね、そろそろ何の特別な才能もない人間をね、スズの代理人として働かせたいと考えていたんだよ
かつていた組織Nから、任務の失敗で命を狙われ続けて、現在はホームレスになっていたTにこそ、スズの代理人として威勢を放ってみたら、どうなるのかも知りたいしね」

スズはまだ泣き止まないTに向かい更に話を続ける

スズ「Tはスズの代理人として、スズの持つ圧倒的な力のごく僅かを使えるから、上手く活かしてね」

スズはTが泣き止むのをまってから、別の創造領域に連れていった、その創造領域も部屋だったが、暮らしに必要な品物は全て用意してあるとスズは言う

それからスズの代理人としてしてもらう具体的な事や報酬についての話をした

スズ「Tはそのままてはただの無能だけど、スズがいろいろと補完するから大丈夫だね、これからは小さな芸能界から離れて太陽系規模で働いてね」

そこまで話していると、いつの間にかTの両脇に見知らぬ少女が二人立っていた

少女らの顔は仮面に覆われていて見えない

スズ「そこの2体は低次元下等領域のオカルトで創った妖精だよ、低次元下等領域のオカルト製だから
かなりの事をしても、アカシックレコード自動管理機構に咎められる事はないよ
スズの代理人として2体を上手く活かしてね」

Tはスズの手厚いサポートにお礼を言うと、スズがTは暫くは逃走生活で疲れた体を癒しなさい、それから今、Tと居るスズの創造領域には、Tはいつでも来られるから好きに使いなさいと言う

スズ「ではTとの契約金と支度金として◇◇億を、Tが使える創造領域に置いといたからね、ちなみに妖精の名前は**と◎◎だよ、一体でも北の辺境地域Nの都市伝説の気違い高笑いの紫婆や組織Aの女ボスよりも強いからね」

スズはTの体が癒えた頃に最初の仕事を命じるからと言い置いてから、創造領域にあるドアから出ていった

Tはスズの言っていた仮面の少女の名前がYとかWとか、組織Nに居た時の構成員仲間と同じねと思ったが

久しぶりの安全安心な創造領域のベッドに倒れ込むと深い眠りに落ちていった

KO会のYと組織Aの女ボスWをモデルにして作られたのが2体の妖精だとは、まだTは知らない