>>578
Sは怪獣みたいな巨大な二体が発する少女の声に聞き覚えが有ったので

無駄な抵抗は諦めてバトルロワイヤルに参加する振りをして、ひたすら逃げて逃げて逃げて、でも逃げ切れないSだった

二体の怪獣はSを容赦なく痛め付けても決して死なせはしなかったが、何回も死んでは元に戻して貰うを繰り返した、エグい

スズと7を知らないAちゃんでも目の前の怪獣には逆立ちしても勝てないと勘で分かってはいたが

どうせ死ぬなら背中を向けて死ぬのは嫌だったので、ほな逝ったるかの精神で回転しないチェーンソーでスズに斬りかかる

Aちゃんはスズが吐く青白い破壊光線の直撃を受けて消滅した

しかし速やかにスズがAちゃんを元に戻してから、適当に広場の端に放り投げて、本命のアイドル怪獣7との決戦を始めた

やがて夜が明けると繰り返し殺されていたSと、放ったらかしで広場の端で倒れているAちゃんに

少女の姿に戻ったスズと7は別れを告げて帰ろうとする

気を失ったままのAちゃんを起こして、スズが謝礼を渡そうとするが、Aちゃんは断り続ける

Aちゃん「喧嘩で負けてるのに、そんな物まで貰ったら、私は二度と独りで立って歩けなくならあ、勝ったんだから捨て置いて行ってくれ」

説明するまでもないがSは土下座しながら謝礼を受け取って、Aちゃんを置いてきぼりにさっさと帰ったのは言うまでもなかった