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真ホワイトシスターズ&7様直属護衛軍(元スリーホワイトシスターズ)物語


まだスズへ提出する月末の企画書の締め切りには遠いある日のこと、スズからYへと映像付き念話が届いた

映像は椅子に座った7様の背後に立って控えるスズ様が、7様が御前試合を観たがっているのでY隊長からHとSに、この映像付き念話を伝えて、各自準備が出来次第にY隊長の自宅へ集合せよとのこと

念話の最後は7様からの、ちくび相撲に負けない見事な女の戦を観たいから、みんな頑張ってねの有り難い御言葉まで頂いた

すぐさまYからHとSにスズの映像付き念話が送られるのと合わせて、Yからは臨時収入のチャンスだから急いでねと激が飛ぶ

それからYはHとSの所属する鰐の会とマックス馬鹿浦の会のトップに二人を借りる断りの電話をする

武闘派の各会の会長は、このYからのホットラインについてKO会のトップの頭越しで行われても、何の問題も無いのを知っている

それは芸能界最強クラスの魔女の一人、気違い高笑いの紫婆の立場で電話をしているからである

黒社会にも通じる各会の会長はKO会の裏の最大戦力のYと、よほどの事でもない限りは事を構える気は無い

自組織のHとSの貸し出し程度で済む内はYと対立する愚を知っているからである

しかし鰐の会、マックス馬鹿浦の会、KO会らの各トップは、あのYをすら従えているスズや7の存在は全く知らないのであった