電撃移籍の平手友梨奈「次の一手」は?「日本のテレビに干されても困らない」と松谷創一郎氏〈dot.〉
12/23(金) 11:30配信


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電撃移籍が話題の平手友梨奈

 元欅坂46(現・櫻坂46)の平手友梨奈(21)が21日、所属事務所の移籍を発表した。これまで所属していた芸能事務所「Seed&Flower」からBTSや世界的アーティストが所属する韓国の芸能事務所「HYBE」の日本法人の新レーベル「NAECO」(ネイコ)に移籍するという。平手といえばグループ在籍中も、紅白歌合戦で過呼吸を起こし倒れたり、休業などもあった。この事態をどう見ればいいのか。テレビや映画、音楽、ネットメディアに詳しいジャーナリストの松谷創一郎氏に聞いた。

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――移籍先がBTSが所属する「HYBE」の日本法人ということが話題です。

平手さんがポテンシャルが高い方だというのは広く知られていることですし、私もそう思います。彼女が自分の能力を十分に発揮する場所として、HYBEを選んだということで間違いではないと思います。

 ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデが所属している世界的な事務所ということが報じられていますが、HYBEがエージェンシーを買収したというだけのこと。ジャスティンやアリアナがエージェント契約をしていた会社『イサカ・ホールディングス』を買収したんですね。日本と違い、アメリカは伝統的にエージェントがいて、そこと契約を結ぶわけなので、ビジネスの形態が違うのです。

――なぜ、日本のプロダクションではなく、韓国の芸能事務所の日本法人だったのでしょうか。

 日本の音楽業界は音楽CDの売上減をライブの収入でカバーしてきたのですが、それが新型コロナウィルスの感染拡大でライブを開くことすら難しい状況になった。そして、公正取引委員会は、所属タレントが移籍することに圧力を加えることは独占禁止法上、問題があるという判断を示したんですよ。音楽系の芸能プロダクションはその2つのダブルパンチによって弱体化しました。タレントが移籍するのは自由ですから、圧力をかけるような動きというのは以前よりもずっと緩和されているということです。

 このまま日本の芸能プロにいては彼女もいらいらしてストレスが溜まるでしょう。日本の音楽業界というのはぼんやりしているんですよ。韓国では、欧米で流行した新しい音楽やダンスにすぐ飛びつくし、品質の高さを徹底しています。