「恋愛禁止ルール」に司法判断 AKB48岡田奈々で話題になったばかり…
東スポWEB
 男女交際を禁ずる校則に反したとの理由で自主退学を勧告されたのは不当だとして、私立堀越高校(東京都中野区)の元生徒の女性が、同校を運営する学校法人「堀越学園」に約704万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(村田一広裁判長)は11月30日、97万円余りの賠償を命じる判決を言い渡した。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/246818
 判決は元生徒への自主退学勧告について「退学を事実上強制するもので、教育上の裁量を超え違法だ」と指摘した。もっとも男女交際を禁止する校則自体は有効と判断し、「学校の教育理念や方針を考慮すれば、男女交際の禁止によって生徒を学業に専念させるものとして、社会通念に照らして合理的なものだ」とした。

 交際禁止は憲法の幸福追求権に反しそうに思えるが、今回の判決で、校則は有効であるものの、それを理由に強制的に退学させるのは違法という結果が出たわけだ。法曹関係者は「私立学校は、私人の寄附財産等によって設立され、独自の校則を作り、教育活動を行っています。男女交際をしたいなら、それがOKな校則の学校を選べばいいというわけでしょう。ただ、強制退学は違法ということです」と指摘した。

 一方で私立高校に子供を通わせていた男性は「校則に反した生徒を退学させるのは教育の放棄だ。退学させるのではなく、校則を守るように指導すべき。それができないなら、校則自体が間違っていると学校自体が認めるようなもの」と退学の前に指導の必要性を語った。

 似たような話題といえば、つい先日もAKB48の岡田奈々が熱愛報道を受けてグループ卒業を発表したことがニュースになったばかり。結局、アイドルの恋愛禁止問題のように、バレないようにうまくやれということに尽きるのかもしれない。