>>168
鰐のボスに睨まれても野球で鍛え上げた胆力で怯まずに答えるH

H「Hはー、武闘派の鰐の会の一員としてー、色気は勉強しましたがー、体を使ってシノギを得る様な外道な真似は一切していませんー、愛用の虎徹に掛けて誓いますー」

Hが何処から取り出したのか分からないが、表面がやはり粘液質に濡れているバットを掲げて身の潔白の為にも話し続ける

H「Hはー、顔がイマイチなのがずっとコンプレックスでしたがー、仕事で色気を求められる時にー、いつもいつも足りない気がしていましたがー、初めて花魁の格好になる仕事をしてー、色気とは何かとー、勉強をさせて貰いましたー」

さらに続けてHは話す

H「Hはー、曲がった事が大嫌いでー、許せなくてー、それで居場所を失いましたー、居場所の無くなったHをー、鰐の会が拾ってくれたのは今でもー、恩義を感じていますー、でももしも鰐の会が曲がった事をHに強要するならー、やはりーHはー、許せなくてー、出ていきますー、それくらいHには生きる信義が大切なんですー、今の鰐の会もボスもHをこうして叱ってくれるから大好きですー、お願いですからお許し下さいー」

鰐のボスの前で最敬礼で謝罪をする長谷川を見据えてボスが返答をする

ボス「マネージャー、Hはこう言ってるんやがな」

ボスはマネージャーに問い掛けながらも最敬礼のHから視線を外さずに観察をするようにねめ回す

マネージャー「はい、こちらの調査ではHさんが花魁変身を仕事とは無関係な場で何回かしたのは確認できましたが
ボスが懸念する様な金品や仕事を得る為にしたものではなく、単に花魁変身をしたかったからしていたとしか結果が出ませんでした」