>>687
組織NのB、C「コイツは気持ち悪い婆ぁにしては、かなり手強いと見たが、私らの話しを聞いていたからには見逃せねえな、オウ、組織Nの集団戦闘術で挽き肉に変えるぞ、イクゾーーーッ」

その数刻後に道に立って居るのは紫色の派手な女だけになっていた

紫色の派手な女「あなた達の集団戦闘術は私も熟知しております、しかし、それだけでは私も相討ち狙いが精々でしょうね
ショコラの魔法を使える魔法少女の、今の私だからこそ、あなた方の悪巧みを知り、これ以上、純情花魁好きHを傷付けさせないように護れる
皮肉なことですわね、古巣を追われてから魔法少女に覚醒をするとは、嫌われて追われた、今のこの身ではもう組織Nの改革には関わることもないのに」

紫色の派手な女は、意識不明で倒れたままの古巣の知り会いの女たちが、救急車が来るまでに死ぬ事がない程度に、魔法で回復させてからその場を歩いて離れる

紫色の派手な女「強大な魔力の一撃で、あの女たち全員を跡形もなく消しでもした方がよほど楽ですわね
やれやれ、気を使いながら攻撃と回復の魔法を交互に使い、痛みと苦しみを長引かせた結果
魔力がほとんど尽きて魔法での帰宅が出来ませんわ、事務所からは決して出ない自腹の交通費で帰るのは、薄給の身には辛うございます(笑)」

やることをやった紫色の派手な女は満足気な気違い高笑いをしながら最寄り駅に歩いて消えて行った

そんな不気味な姿を見た目撃者により、また辺境地域Nの都市伝説に気違い高笑いの紫婆の新しい噂が加わった