>>412
お昼を幾らか過ぎたあたりの時刻に目的地の施設に着いたYとHとS

しかしもう何年も管理者すら訪れていない施設の荒れようは酷いもので、いくつもの建物のドアや窓などが破壊がされている

壊れた箇所から中を覗いて見ると、中の壊れ方も酷いもので、やはり何者かがドアや窓を破壊して中まで破壊して回った様子が窺える

しかし最初から施設の建物内に入ってまで野営するつもりのない三人は
1群の建物の在る敷地から更に道を外れて進んでいくと、やがて〆〆自然公園にたどり着く

Sは荷車を曳いて広大な自然公園内に入っていく、荷車上からYがSに細かいナビをして更に進んでいくと小高い岩山に突き当たった

岩山の突き当たりに、かつてはもっと綺麗に整地されていたであろう広場があり広場に入ってすぐの場所に小川がながれている

広場に接している岩山には大きな洞穴が見えており、洞穴を正面に見た時に右手側に先ほどの小川の源流である泉がある

YがSに洞穴に荷車ごと入るように言う、この洞穴が今晩は野営地になるのだった

三人で天幕を出して洞穴の入り口を外から見えないように上手く塞いでから

先ずは泉の水質を調べに向かう三人、泉の水質がそのまま飲料水に使えるほど高品質と知った三人は、ガブガブと直接に泉に口を着けて天然湧水で喉を潤す

それから誰も見ていないので三人でポンポン素っポンポンになって泉に入って体を洗ってサッパリしてから

早速に食事の支度を始める、遅い昼飯はカレーライスと決めているので、洞穴の荷車まで戻りYがカレー作りを始め、HとSは泉に容器を持って水を汲みにいく

カレーを煮込み、米を飯ごうで炊くと、完成まで軽く飲もうと泉の水で割った酒と、食事前なので口にしたのは腹にたまらない魚の干物を携帯コンロで軽く炙ったツマミだけだった

カレーライスで腹を満たした三人は夕飯までの時間を、洞穴前に設置した大きな日傘の下で昼寝をして過ごした