>>59
俺の名は〇〇、帝国領の内地に産まれた平凡で平均的な男だった
そして俺は今でも人類の一員として暮らしているつもりだ

俺を産んだ親も血縁者もとうに絶えて幾年月が過ぎたのだろうか

両親が存命中には事情により紹介は出来なかったが、俺には押し掛け同居人から付き合いが始まった内縁の妻が二体いる

やがて妻の二体は協力して四人の娘を産んでくれたので、今の俺は十分な家宝者だど勝手に誇っている

俺がたまに思い出すのは7がスズを伴い妊活をしたいからとやって来て
額を床に押し付けた土下座をしたままの姿勢で「お願いします、お願いします、お願いします・・・・・・」と何度も繰り返す姿と

スズが必死に7を人間の女性として扱って欲しいと乞い願う熱い言葉だ

人間ではない虚無空間産まれの高次元存在体の7と低次元下等領域の人間の俺が、子供を作れるのかとの疑問についてはスズが長い説明をしてくれた事により理解は出来た

後は俺が決断するだけになったが悩みに悩み、公園で7と初めて逢って話した記念日に二人の提案に協力すると返答をして三人の妊活は始まった