アイドルグループの絶対的エースが加入からノースキャンダルで卒業したのは松井珠理奈しかいないだろう。
珠理奈はスキャンダルと怠慢をもっとも嫌った。
プロレスでヒールの必要性を学んだ珠理奈は2018年の世界選抜総選挙でAKBグループの危機感を察した。
そこで品行方正な珠理奈だったがAKBグループを守るためにヒールの道を選んだ。
そこでSKEメンバー以外からベビーフェイスになり得るライバルが必要と考えた。
しかし、珠理奈は荻野や岡田からはブラックなスキャンダルの匂いをすでに感じ取っていた。
AKBを不甲斐なく低迷させた横山、前年総選挙から逃げた武藤も珠理奈自身ライバルにするには役不足と感じた。
そんな中、宮脇がライバルになれるのではと判断した。
でも、そんな消去法から生まれたライバルは所詮その程度で、5万票近い実力差には無理があった。
それがアイドル人生で最大で最後の誤算だった。
珠理奈の言葉通り、AKBは終わってしまった。
しかし、珠理奈のアイドル帝王学は自身が在籍しフラックシップチームのチームSの青海や当時研究生だった林にも受け継がれていたのである。
これらのエピソードから大袈裟ではなく珠理奈は預言者だったのだ。