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辺境地域Yの組織AのWが表の活動の配信事業の為の撮影を女部下らとしている時に

首都で悪魔のさくらんぼの実の販売事業を任せている女部下リーダーから緊急の連絡が入った

撮影を一端止めさせてWは女部下リーダーからの報告を受ける

その日、女部下リーダーと仲間たちは移動販売車による悪魔のさくらんぼの実の販売を終えて、周辺の後片付けをしていたところ

1人の見知らぬ娘が涎をだらだら滴して、何かをぶつぶつと言いながら、彼女らに掴み掛からんばかりの勢いで近付いてくるのに気が付いた

ぶつぶつ娘「あー、あー、、あー、ちがうー、セイローシティのさくらんぼとちがうー、においがちがうー、においがちがうー、においがちがうー、あー、あー、あー、うらないでー、うらないでー、うらないでー、あー、あー、あー」

女部下リーダーは即座に仲間らに目配せをして、然り気無く、しかし有無を言わせる暇を与えぬ様にして、ぶつぶつ娘を通行人からは見えない路地裏に連れ込まさせる

女部下リーダーは路地裏に仲間を二人だけ残して、他は後片付けに戻すとぶつぶつ娘を見据えて詰問する

女部下リーダー「ちょっと、あなたは誰なんですか?、私たちに文句でも有るの?」

しかし涎をだらだら滴ながら話す娘の言うことは要領が良くつかめない、それでも商っているさくらんぼに対してのクレームらしい事は女部下リーダーにも理解が出来る

女部下リーダーは、このぶつぶつ娘をこのまま帰す訳には行かないなと判断をして話す

女部下リーダー「まあ、こんな場所で立ち話も失礼ですから、家らの事務所で、あなたの言いたい事を詳しく聞かせて貰えますかね」

女部下リーダーの口調こそ普通だが、いつの間にかぶつぶつ娘の両脇に移動した仲間二人が容赦なくぶつぶつ娘の腕を左右から拘束しようとした