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現にYが魔力で監視していたHとSが追い詰められた部屋の壁を壊して現れた7は

7に歯向かう女部下らだけを倒してこちらにトテトテと進撃してくるのだから

7の姿を通路の先に見付けたYは最敬礼して大きな声で挨拶をした

Y「お久しぶりです7様、お元気そうで何よりです」

7の大切な〇〇が心配でそれどころではない7はYの方を見もせずにWの居る方角へ進撃する

両手をぶんぶんとくるくる回しながらトテトテと歩いて進撃する

奇声を発しながら進撃する

7「ぷにぷにー、ぷにぷにー、ぷにぷにー、ぷにぷにー、ぷにぷにー、ぷにぷにー、ぷにぷにー、ぷにぷにー」

7を無事にやり過ごしたYは気を失ったSを護る為に仁王立ちのHに声をかける

Y「H、S、何とか無事だったみたいね、説明は後でするから、7が近くに居るから魔力は使いたくないの、走って逃げるわよ」

Yは安全安心して腰が抜けそうになるHを励ましてから、Sは私が負ぶるから私の背中に紐か何かで結んでと指示する

H「良かったー、Yも無事だったのね、紐なら有るから大丈夫よ」

そう言ってHが胎内からジップロックに入れてある紐は、どう見ても緊縛プレイにしか使わないような赤い紐だったが、今は仕方ない

YはHに手伝って貰いながらSが落ちないように縛って貰って負うとHを伴い走って逃げる

走りながらYは今回の真の敵がかつての組織Nの研修生のWであることと

そしてWも魔女だったので思わぬ苦戦を強いられてしまい、HとSを助けに行けなくて申し訳ないと謝った

走りながらHはYに疑問点を訊いてみた

H「Yは苦戦したから、7に助けに来て貰ったの?」

Yはとんでもない、あんな制御不可能な化け物なんて頼れるわけないわよと答えてから

7から漏れてくる思考に〇〇を可哀想な事にした毒入り食べ物と、それを産み出した物を許すまじってのだけが伝わってきたから

7は組織AとWに用事が有っただけだと思うわと答える

気を失ったSがYの背中からずり落ちないかをYもHも気にしながら

YもHもこれで組織Aは壊滅なのだけは確定ねとしみじみと思っていた


それから間も無く組織Aの解散と表活動の配信事業の中止がSNSで発表された