世界は物語で溢れている
人は物語に支配されるように出来ているらしい
それぞれの人間がそれぞれの物語を信じている
それら物語の中には間違ったストーリーテラーが意図的に作り出した物語もあるだろう

その時ストーリーテラーが目指すものはマインドコントロールである
狙いは相手の感情となる
相手の感情に訴える有力な方法のひとつは

被害者であるとアピールすることと
道徳的に正しいとアピールすることである

道徳的にに正しい人間が被害者となってしまっているということ

これによって物語に支配された人は加害者に仕立てあげられた人間に対して他罰的懲罰を与えようとする
これはネット社会でよく見られる光景である

誹謗中傷、共感的サディズムである

物語が世界を滅ぼす(本)はそんな人間を「単に間違ったストーリーテラーに遭遇し、その人物を信じてしまった不運な人々」としている

しかし、その不運な人々にも悪意はあるだろう