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あのと一緒にスズたちの到着を待っている間に、散々山中を走ってきた、あのの疲れを癒す足しにバー型の携行食品と水を渡して話かける

◯◯「あのは今回のハンデはどのくらい貰ったんだ、今までのハンデなら、そろそろ到着するはずだけどな?」

あの「今までのハンデは出発時間を遅らせてたの、でも今回は反対側の山間に用事が有るからって同時に山頂を出発したの」

俺はあのの話を聞いて、この地域に用事ねえと少し考えたが思い当たる事はなかった
明日も明後日も休暇なのでスズたちを待つのは辛くないが、どのくらいで付くのか通信で訊いてみるかと思うと

山中から6人の少女の声と一緒にザッザッザッザッザッザッザッと足生えを踏み分ける足音が聞こえてきた

スズたち「ぶよぶよだお、ぶよぶよだお、ぶよぶよだお、ぶよぶよだお、ぶよぶよだお、ぶよぶよだお」

樹木の間の獣道からスズを先頭に現れた7、ハシカン、ベーヤン、ナガメイ、イマミーが1列に並んで、ぶよぶよだお、と掛け声を掛けながらザッザッザツとこちらに向かい歩いてくる

俺たちの前まで来た6人はスズの号令で止まるとあのに話かける

スズ「今回のあのの追跡訓練は、あのの勝利で終わった、皆であのを称えようではないか」

さあさあとスズたちは座って休んでいたあのを立たせて、俺から離れた場所にあのに移動してもらい、あのを称える儀式を行い始めた

あのを中心点にして6人で円形にあのを取り囲んでから、円陣の外にひょこひょことお尻を突き出しては、両手は広げて真っ直ぐ伸ばして、中心点に居るあのに向けて何かを送る様に見える動作をしながら、あのの周りを円を描いてぐるぐる回りだす
何かを送る動作をする時に6人で声を揃えて「全身がぶよぶよだお、全身がぶよぶよだお、全身がぶよぶよだお、全身がぶよぶよだお、全身がぶよぶよだお、全身がぶよぶよだお」と言っている

嫁に来て最初の頃のあのならビビリまくりだが、今では奇行に見えても高次元存在体と人間のハイブリッドの優しさからきている奇行と知っているので笑って見ているだけで済ます