今月半ばの台風19号の風水害では、多摩川の堤防に近い川崎市中原区・武蔵小杉のタワーマンションが、
地下の配電設備への浸水によって停電、断水。ライフラインが断たれ、生活不能の状態に追い込まれた。

47階建て、おそらく1500人以上が暮らすこのマンションには、取材陣が押しかけ、ワイドショーは超高層マンションの
災害への弱さを強調した。住民が管理会社に維持管理を任せきりであるかのような論調もみられる。

しかし、このマンションの記録を見た限りでは、防災に特段の手抜かりがあったとは想像しにくい。区分所有者で
構成する管理組合には「防災・防犯委員会」が設けられ、独自の防災マニュアルを作っていた。住居階に水と
簡易トイレを置き、5階ごとの拠点倉庫に備蓄品を保管。

もちろん自家発電設備もあり、災害時に高層階でも「自立」して生活を続けられるように工夫が凝らされている。
防災センターには24時間・365日、警備会社の警備員がつめる。平均的なマンションより防災意識はむしろ高かったのではないか。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67878

自家発電設備あるからノーダメやぞ