松本「例えば、xが主人公の殺し屋で、xが殺さなければならない相手が、a、b、c、dと4人いるとすれば、
いちいち4回殺しているシーンを撮っていたら、映画がだらだらとしちゃうから、因数分解をすんねん。
このシーンを式にすると、ax+bx+cx+dxになるから、これを因数分解すると、(a+b+c+d)xまたはax+(b+c+d)xになる。
例えば、このかっこの中は殺し屋が拳銃を持って歩いてるだけのシーンになる。
最初にxがaを殺すシーンで説明しておいてから、xが血の付いた服を着て拳銃を持ってヨロヨロ歩いていく間に、
bの死体、cの死体、dの死体を転がしておけばええねん。」