東京・葛飾区で2020年、車で赤信号を無視して親子をはね、女の子を死亡させた罪に問われた男の裁判員裁判で、東京地裁は、懲役6年6カ月の判決を言い渡した。 高久浩二被告(69)は2020年3月、葛飾区の交差点で、車で赤信号を無視して走行し、横断歩道を歩いていた波多野耀子さん(当時11)と父・暁生さん(44)をはね、耀子さんを死亡させた危険運転致死傷の罪に問われている。 22日の判決で東京地裁は、「赤信号を殊更に無視し、運転者として到底容認できないもの」と指摘し、危険運転が成立すると認め、高久被告に対して懲役6年6カ月の実刑判決を言い渡した。 耀子さんの父・波多野暁生さん(44)「判決で危険運転が認められたことはほっとした」、「結果に対して軽いんじゃないかな、というのが率直な感想です」