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《DeNA番記者》
「ある日のDeNAのブルペンでの光景を見て心配になりました。
ピッチャーが3人やってきたのに、キャッチャーが1人しかいない。おいおい、と思ってたら、
何と2人のピッチャーは2、30分、待ちぼうけで……効率のいい練習、とは真逆のダラダラした空気が漂うブルペン。
左腕王国とか言われていますが、エースの今永昇太(28)が離脱してて開幕絶望って話なんだから、甘くないですよ。
ただ、野手の方は、石井琢朗コーチ(51)が入って変わりました。
一人一人に、次の塁を狙う、という意識を感じるようになりました。

去年、番長(三浦大輔氏)が監督になって、足を使った攻撃をしたいと言い出したんですが、
そういう野球を教えられるコーチがいなかった。どうでもいいところで盗塁して失敗、みたいなことを繰り返してね。
で、結局、ラミレス時代のようなホームランを狙う野球に戻ってしまった。

それが、石井コーチの加入で、相手のちょっとしたミスを突いて次の塁を狙う意識が浸透してきた。
走る野球ができてオープン戦は3位。2年目の牧秀悟(23)なんかに話を聞くと『石井コーチが……と言ったんで』とか、
選手から石井コーチの名前がよく出てきて、リスペクトされてるな、と思います。
ちなみに新加入の大田泰示(31)は守るとしたらセンターですけど、このチームの外野は固まってるんでね。
何で獲ったの、という感じ。オースティン(30)らがケガから復帰したら……右の代打か守備固め要員で残れるか、って感じですね」

《ロッテ番記者》
「ルーキーの松川虎生(18)、いいですよ。高校を出たばかりなのに、どっしりとしていて落ち着きがあってキャッチングも上手い。
石川歩(33)が絶賛してました。そもそも彼の一軍スタートの理由はプロのレベルを体感して欲しい、
という“お試し”だったのが、現場で『使えるじゃん。バッティングもいいし』と、ドンドン評価が上がっていったんです。

それと、今のロッテには彼にチャンスが与えられる“背景”があるんです。
というのも、井口資仁監督(47)はあまり田村龍弘(27)が好きじゃないらしいんですよ(笑)。
前任の伊東勤(59)カラーが強いのと、プロパーの福浦和也派だってことが理由らしいんですが……。
だからドラフトでどんどんキャッチャーを獲っていて、それが今年は松川だった」