――初戦を振り返って
 聖光学院・斎藤智也監督 予想以上に相手投手を打ってくれて、やりたい試合ができた。佐山も球数が少なく、よく投げてくれた。
 近江・多賀章仁監督 なんと言っても山田の完投。練習でも100球を投げていなかった。よく辛抱した。九回の2点は、このチームの底力を感じた。

  ――相手校の印象は
 斎藤 (エースの)山田君は直球と左打者へのスプリット、右打者へのスライダーが良い。展開によって配球も変えることができる。打線も左打者が多く、センスのある打者が多い。
 多賀 投手の佐山君は、多彩な変化球がある。左打者へのツーシームが特徴的で、捕手の山浅君もよく特徴を引き出している。強振せず、引きつけてセンターに打ち返す打撃をしたい。

――自チームで鍵を握る選手は
 斎藤 佐山がどこまで我慢強い投球をできるか。緩急を使う投球を期待したい。打線では赤堀、三好、山浅、安田が振れている。
 多賀 山田の前後を打つ中瀬、津田、岡崎、川元。特に津田は足もあり、期待している。

 ――理想の試合展開は
 斎藤 山田君から点を取るのは難しいが、4、5点を取りたい。
 多賀 山田が3点以内には抑えてくれると思うので、5点取る展開が理想。終盤勝負に持ち込めれば。



これは名将多賀