記者‐プロフィールの木馬の話も気になったんですけど、ジョッキーになる前に、乗馬クラブへ通うお金をバイトして稼いだっていう話も読んでいたんで、苦労されているな、と。
丸田-苦労…、まあ、いい感じに育ててもらったんですけどね。ウチも裕福ではなかったですけど、乗馬クラブ代くらいは出してもらえたと思うんで、甘えても良かったんでしょうけど…。
でもバイトして損は無いですし。お金を稼ぐって大変だなって事を知ったし、いい勉強になりました。バイトする動機も「遊ぶ金が欲しい」とかそういう事じゃなくて、自分の夢、目標に必要なお金を稼ぐって事ですからね。

記者‐なかなかそういうのを実行出来る中学生っていないですよ。丸田さんはスペシャルウィークが勝った天皇賞秋を観て、ジョッキーになりたいと思ったそうですね?
丸田-はい。スペシャルウィークが好きだったんですよ。あとあのレースで2着だったステイゴールドも好きで。僕が競馬を見はじめたのがその頃なんですよ。もうちょっと前の、オペラオーの皐月賞くらいからかな。中学生くらいの時です。

記者‐中学生頃から競馬を見始めたんですか。北海道出身という事でもっと早い段階で興味を持たれるきっかけもあるかな、と思いましたけど。
丸田-僕がいた旭川ってウインズも無いし、あんまり中央競馬っていうイメージが僕の中では無いんですよ。競馬に詳しい友達も2〜3人しかいませんでしたし。

記者‐そうなんですか。それで競馬に興味を持って、バイトをしながら競馬学校を受験して1年の浪人されたのち入学されて。あと、これも資料によると、在学中に技術が未熟で留年された、と。
丸田-しました。馬乗りがヘタクソなんです、僕は。

記者‐当時はそれは悔しかったと思いますが。ちなみに、何年から何年に上がる時に?
丸田-1年から2年にあがる時ですね。悔しいけど、それはしょうがないですよね。だってヘタなんですもん(笑)。
https://www.keibalab.jp/column/interview/27/


丸田苦労人すぎるやろ・・・ホンマG1勝てて良かったな・・・