>>847
「……もっと、したい……。」
熱に浮かされたような表情を浮かべ、レイが再び顔を近づけてくる。今度はゆっくりと、焦らすかのように近づいてくるそれを、僕は受け入れるように目を閉じた。
「……いただきます。」
レイの吐息が耳元にかかる。首筋に感じる彼女の体温はとても心地よく、全身から力が抜けてしまうようだった。
「ひゃう!?」
突然首筋に鋭い痛みを感じ、思わず変な声が出てしまった。慌ててレイを見ると悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
「あはは、可愛い反応をするじゃないか。キスマークをつけてみたんだけどどうかな?」「こら!いきなりなんてことするんだよ!」
「ごめんごめん、ちょっとした冗談さ。それより……」
レイはそう言うと、僕をぐいっと引き寄せた。そして先ほどと同じように耳元に顔を寄せてくる。
「……続き、しようか?」
艶めかしい声で囁かれると、ぞくりとした感覚が背筋を走る。抵抗できずにいるうちに、レイは再び僕を押し倒してきた。
「……大丈夫、優しくしてあげるよ。」
「……お願いします…。」
「(ふふ、やっぱりキミの反応が一番可愛らしいな。)」
再びレイの唇が重なる。それと同時にレイの手が僕のシャツの中に滑り込んできた。指先で胸板をなぞられるたび、ビクリと身体が震える。
「(あぁ……幸せだ