3/28(木) 6:00配信
スポーツ報知

1回1死二塁、左越えに今季初となる2点本塁打を放つ岡本和真(カメラ・泉 貫太)

◆JERAセ・リーグ 巨人5―7中日(27日・東京ドーム)

 令和のON砲が、主将の復帰戦に花を添えるべく豪快な2者連発を中日に見舞った。先陣を切ったのは主砲・岡本和だ。坂本の適時二塁打で先制した初回。1死二塁で迎えた1打席目の初球、柳の内角直球を捉えた。「チャンスだったので何とか(走者を)かえしたいと思って打席に入りました」。9打席目での1号はレギュラーに定着した18年以降では最速タイ。決して甘くない内角直球を捉えた打球は、天井に当たろうかという長い滞空時間を経て左翼ポール際へ吸い込まれる驚きの一打となった。

 4番の一撃でスタンドの興奮も冷めやらぬ中、続く中田は初球スライダーを、ライナーで左翼席へ。「勇人さん、和真に続けて良かったです」と昨季、最優秀防御率と最多奪三振の2冠に輝いた右腕の出はなを完璧にくじいた。リリーフ陣がリードを守り切れず開幕3連勝こそならなかったが、頼れる令和のON砲が4、5番にどっしりと座った打線は、3戦16点と安定して得点を重ねている。

 岡本和は4打席目の7回1死二塁でもセンター前へ適時打を放ち2安打3打点。「中田さんよりいい打撃をしようというのはずっと思っている」と話せば、中田も「日頃から和真の打撃を見ながら勉強させてもらっている」。岡本和が2度、中田が3度の“打点王コンビ”は、互いの存在を刺激しあいながら原巨人を勝利に導く一打を追い求める。

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