次の球種が分かれば、二塁走者はリードを取る上でかなりのアドバンテージになる。
例えば、次がカーブなら、盗塁の可能性も生まれるし、リードもより広くとれる。
フォークならばワンバウンドや、捕手がはじく可能性が高くなる。そうなると、やはり三塁に進むスキが生まれる。

さらに、これが一番重要だが、二塁走者がスタートを切るタイミングが、コンマ数秒程度速くなる。
二塁走者からすれば、三塁で止まるか、ホームにかえれるか、ギリギリの走塁が求められる中で、かなりの判断材料になる。

私の現役時代はケースにもよるが、多い時でおよそ2秒弱の間に、フェイクをまぜながら5個以上のサインを出していた。
投手に合わせてやり方は多少変えていた。赤星−大城もよく話し合い、与えなくてすむ情報は極力与えない工夫が必要だと感じた。

里崎いいこと言ってるやん