殴られて当然の糞野郎じゃねえか


黒人コメディアンのクリス・ロックが、先月28日に開催されたアカデミー賞授賞式でアジア系アメリカ人をネタにしたジョークを披露したことで非難されている。

クリスは人種の多様性問題でハリウッドが揺れる中、司会という大役を務めた。その手腕は前向きに受け止められ、評価された一方で、あるジョークがひんしゅくを買っている。

問題のジョークはクリスが3人の「会計係」と共にコントを披露した時のことで、スーツ姿のアジア系の子どもたちをステージに登場させた。アジア系は数学が得意だという一般論をネタにしたものだ。

「あのジョークに腹を立てる人がいるなら、スマホでツイートすればいいだけだ。そのスマホを作ったのもあの子たちだがね」とクリスはステージで語った。しかしこのオチは、アジアにおける児童労働についての不適切な言及だったと広く受け止められている。

このジョークの後、女優のコンスタンス・ウーはツイッターでこう指摘した。「小さな子どもたちをステージに大々的に出して、セリフが1つもないというのは、人種差別的なジョークでしかなく、問題を矮小化して下品。進歩の逆戻りだわ」

一方、アジア系アメリカ人の団体「アドバンシング・ジャスティス」は、クリスがこのジョークで多様性を後戻りさせたと批判した。
https://www.tvgroove.com/sm/news/article/ctg/1/nid/27381.html