絶対的守護神スアレスの後釜は脅威の奪三振マシーン? 獲得が囁かれる“虎の恋人”ケラーとは何者か

 現在28歳の右腕の投球スタイルは実にシンプルと言える。というのも、オーソドックスなフォームから投げ下ろされる球種が、
最速157キロの4シームと縦にドロップするカーブしかないのである。実際、今季のMLBにおける投球割合もそのふたつのみだ。
 だが、2球種だけでも十分に通用する実績はある。今年のアトランタ・ブレーブス戦では、昨季ナ・リーグMVPを受賞したフレディ・フリーマン、
さらに23歳の神童ロナルド・アクーニャJr.から三振を奪ってみせてもいる。
 たしかに数字的にみると、MLBキャリアでの防御率は5.83、FIP6.59と決して芳しくはない。
だが、トリプルAでの実績はかなりのもので、28試合に登板した今季は防御率1.96、FIP2.05、さらに奪三振率は15.22と図抜けたアベレージをマークしているのだ。


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