「何者だお前は!?」と叫ぶと、落合はニヤリと笑う。
「俺の名は落合。巨人軍終身名誉監督にして、闇の世界の支配者。」
「巨人軍だと?」とざわめく観客に、「そうさ、俺は巨人軍のOBで、今はプロ野球機構に雇われてここのオーナーをしているのさ。」
「オーナー・・・?」
「そうだ、俺の目的はただ一つ。
君たちのような、ジャイアンツファンを根絶やしにすることだよ」
その言葉と同時に、観客席にいたジャイアンツファンが次々と立ち上がり、「許さないぞ!」と叫びながら落合に向かっていく。
「無駄なあがきを・・・」と言いつつ、落合は手を掲げると、
「いでよ、我が僕達よ」と言うと、上空から現れたのはなんと巨人軍歴代名選手達の幽霊!!
「嘘だろ・・・」と驚くカッスに、落合は「これが巨人の力さ」と呟き、
「死ねっ!!」と叫んだ瞬間、一斉に亡霊達が襲いかかる。
阿鼻叫喚の地獄絵図の中、畜生はなんとか逃げようとするが、そこで目にしたのは、
「ふぅ、間に合ったぜ」と息を切らす金本浩二の姿。
「金本さん!!」と思わず叫ぶと、彼はこちらを見てニコリと微笑む。
「ああ、俺が来たからにはもう安心だ」と言ってくれる彼に感極まった畜生は泣き崩れるが、そんな彼の背後に迫る影が。
「おい待てよ、まだ終わってないぜ」と背後から迫るのは、清原和博である。
「貴様、生きていたのか!?」と驚いた瞬間、後ろからバットを振りかざした彼が現れ、畜生の脳天に直撃。
「これで終わりじゃねえからな」と吐き捨てると、二人は立ち去っていった。
こうして東京ドームは血の海と化し、畜生は気絶する。
その後、駆け付けた憲兵により保護された畜生だが、この事件によって精神に異常をきたし、精神病院送りとなった。
この事件について大正義巨人軍原監督は「あんなことがあっていいわけがない」とコメントし、陛下は「畜生の身に何かあったらどう責任を取るつもりなんだ!」と激怒していた。
そして、この悲劇の原因は落合にあるとし、昭和の帝王は、平成の世において「畜生」と呼ばれ、国民からの非難の的となり、その生涯を終えたのであった。
なお、この件について、大正義軍・原監督は「畜生が勝手にやったことだ」とコメントしている。