5個目
巨人小笠原、アマゾン川で原住民に襲撃を受け死亡
現地部族によって槍で刺されながらも「大丈夫だ」と言い放つ巨人小笠原であったが、その言葉とは裏腹に彼の体内では血液ではなく精液が流れ出していた。原因は一つ。
彼は今まさにイキそうなのだ。
このまま死ぬのかと覚悟を決めたそのとき、不意に訪れた解放感と安らぎと共に彼の体を流れる血潮は止まり、代わりに新たな生命が誕生した。「俺はついに、種を残したのかもしれない」そう呟く巨人小笠原の表情は実に満足げだったという。