巨人小笠原、ホームラン競争で勝利。4本目で力尽き倒れる
今日もまた元気にカッスと珍獣達がはしゃぐ。本日の試合前ミーティングのテーマは"チーム全員安打達成記念!俺達の1人でもランナーが出たら必ず打って帰るんだ作戦"であり、これは3年前に巨人軍の試合で初めて出たヒットを誰かが二塁打にしサヨナラを決めたことに由来するものだ。
ただのノーゲームなら笑いものだが、この日はたまたま巨人側の守備があまりにもひどかった。
先頭の小柴が出鼻の打球に足をもつれさせてこけて内野ゴロになりアウトになるし、二番村田は二歩歩いてしまいゲッツー未遂だし、三番豊田がフェンスの直撃ライナーで凡退するわ、四番アレックスはサードベースを踏み忘れてキャッチャーフライだわと散々なもので、さすがのカッスもこの出来の悪さに涙目に。「こんなんじゃあ優勝出来ないじゃないか!このままだと日本リーグ(←J2)に降格してしまう。」
カッスの心の中では降格へのカウントダウンがすでに始まっちゃっているようだ。
こうなったら意地でも点を取ってやると、五番の田中に打順を譲るカッス。この回のチャンスを迎えるが田中君はまたもライト前に流し打ちをしてあっという間に三塁へ盗塁を決めていた。この展開には場内もざわつき「ああいうやつ絶対プロ行くぞ」「なんだあの動き?あの無駄の無い走塁は。プロのスカウトマンは何やってたんだ」などと、巨人ファンも唖然としていた。
そんな絶好調の田中であったが九回の守備からセンターに入っていた小窪に代打起用されると、初球からセンターオーバーの場外弾を放ち逆転に成功。これで明日は優勝決定かと思いきや、続く裏の攻撃であっさり同点に追い付かれ延長戦突入。そして11回裏の攻撃が終わってみれば三者凡退というまさしく消化試合で幕を引いた。試合後、チームメイトに囲まれインタビューされるカッスであるが、その内容には反省すべき点は見当たらないと自画自賛していた。