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 吉村は左ヒザのじん帯4本のうち3本を断裂、腓骨神経も損傷する交通事故レベルの大怪我が判明し、日本で手術するのは不可能で7月10日に渡米。
だが当時の『週刊ベースボール』によると、スポーツ医学の権威、フランク・ジョーブ博士(人気ゲーム『パワプロ』のダイジョーブ博士の元ネタ)をもってしても「今まで見たことがないひどい切れ方で、ここまで複雑な手術は初めて」と振り返るほどの重症だったという。
 2時間に及ぶ大手術を終え、8月20日に帰国。ギプスをつけたまま椅子に座ってのトスバッティングを再開したが、左足の指の感覚がなく、ヒザから下もスムーズに動かない。
このままでは野球どころか日常生活にも支障が出てしまう。9月25日、再検査のため渡米。この時、球団内には復帰に対し悲観的な空気が流れたという。
 結局、一時的に回復するも、年が明けた89年2月15日にジョーブ博士のもとで神経移植の再手術を行う。

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