オープン戦で本塁へ突入した際に右膝の靭帯を断裂するなど大ケガを負う。
球団からは当初、全額負担でアメリカでの手術を承諾したが「あの話はなかったことにしてくれ」と急転。
その他にも当時の球団社長に冷遇されるなどフロントに不信感を抱いた小久保は同年オフに退団することを決意する。

「手術の費用が出せない件も私が伝える役割だった。心苦しかった。納得できない部分は誰もが分かっていたが本人は
『選手会長として僕は見過ごすことはできない。もうこの球団ではできません』と。
その後、巨人の渡邉恒雄さんに話を持っていき巨人とのトレードが決まった。
こちらからお願いした立場、誰かと交換してくれという訳にもいかなかった。
小久保も膝を断裂して来季活躍する補償はどこにもなかった」