ロンドン時事
英政府は3月31日、ロシア軍の侵攻下にあるウクライナへの軍事支援を話し合うオンラインの多国間会合を主催し、支援拡大で合意した。防空・沿岸防御のための兵器、長射程砲の提供が検討されている。

 ウォレス英国防相は会合後にテレビ番組で、ロシア軍がウクライナの都市部に対し、遠方からの砲撃を強化していると指摘。「これに対抗するにはより射程の長い砲がふさわしい」と述べた。

 これまでに米欧からウクライナに供与されたのは、携帯型の対戦車ミサイルなど射程の短い兵器が多い。会合ではこのほか、装甲車両の提供や訓練などでも支援を強化する方針が決まった。英PTI通信によると、会合には米国や日本、韓国など30カ国以上が参加した。

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